
WindwosでもMacでもスマホでも、ブラウザは専らChromeを使っているんですが、WindowsタブレットでChromeを使っていると、たまにマウスポインタが消えてしまう(ウィンドウの裏側に隠れてしまう)ことがあって困っていました。
一度この現象が発生してしまうと、ブラウザを再起動しても解消されません。(Windowsを再起動すると一応直る)
マウスポインタが消えても見えないだけで、クリックやドラッグは有効のようです。僕はWindowsをタブレット(Huawei Matebook)で使っていたので、面倒な時はポインタを使わずにとりあえず画面をタッチしてその場を凌いだりしていました。
しかし、調べていたら解決方法が分かったので、今回はそれをシェアします。
Chromeの設定を変更する
この現象はchromeにのみ起こるようで、他のアプリケーションにマウスオーバーしても普通にポインタはウィンドウの上で動いてくれます。
最初はOSに起因するものだと思っていましたが、Chrome側で設定を変更することで問題を解決することができました。

Chromeブラウザの右上メニューから「設定」を開きます。
次に、設定メニュー右上の検索バーに「ハード」と入力します。すると「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」の項目が出てきますので、そこにチェックが入っていないかを確認して下さい。
特にここの項目を触ったことがなければ、通常はチェックが入っていると思いますので、チェックを外します。

Chromeは設定したい項目を検索することができるので、キーワードから素早く設定したい項目にたどり着けます。
チェックを外したあと、設定の変更を有効にするにはChromeを再起動することが必要になるので、Chromeを再起動します。
再発してしまう場合
チェックを外した後は症状が治ると思いますが、しばらくすると再発してしまう場合があるようです。(私の場合はWindowsタブレットモードのON/OFF切り替え時になることがあります)
その場合は、再度ハードウェア アクセラレーションにチェックを入れ、Chromeを再起動すると治ります。
ハードウェア アクセラレーションとは
ハードウェア アクセラレーションとは、Chromeブラウザに搭載されている機能の一つで、Firefoxなどにも搭載されているようです。
通常、ブラウザで動画再生などの処理を行うときはソフトウェア(ブラウザ)上で演算処理を行うのですが、あまりに重い処理だとブラウザの動作が遅くなってしまいます。
そこで、重い処理が必要な場合はGPU等のハードウェアに行ってもらうことで、処理を高速化させるのがハードウェア アクセラレーション という機能のようです。
ただ、「ハードウェアに処理をさせる」ということは「相性問題が発生する可能性がある」ということであり、今回のような不具合が発生したり、場合によってはかえって動作が遅くなってしまうこともあるようです。
私は今回の手順でハードウェア アクセラレーション を無効にしましたが、それ以降特に動作が重くなったと感じたり、動作に問題が起こったことはありません。
マウスポインタが消えてしまうという不具合はブラウザを使う上では致命的なので、同じ症状にお困りの方は試してみてください。
グーグルクロムの設定にハードウェアアクセラレーションの項目がない場合どうしたらいいですか。
コメントありがとうございます。ごめんなさい、調べたのですがちょっとわかりませんでした。
最新バージョンにしてみてはいかがでしょうか?
マウスポインタがブラウザの背後に隠れてしまう症状にずっと悩んでて、
この対処法で解決できたのでとても感謝しています。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。お役に立ててよかったです!