WindowsでPDFに手書きするなら「Drawboard PDF」がおススメ

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皆さんはタブレットPCを仕事に使っていますか?

僕はHuaweiのWindowsタブレット「Matebook」を所持しているんですが、仕事で大いに活躍しています。タッチとペンに対応しているので、今までプリントしていた資料や図面等を表示して手書きでメモを書き入れたり、データを表示してノートのようにデスクに置きながら、デスクトップマシンで作業を進めたりしています。

完全なペーパーレスとまではいきませんが、仕事に使うプリントアウトの数が今までの半分程度には減ったように感じます。

今日は、SurfaceやTransbook、Matebook等、デジタイザーペンに対応したWindowsタブレットを持っているなら必携ともいえるほどおススメのアプリを紹介します。


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仕事で手書きするなら「Drawboard PDF」

おススメしたいアプリは「Drawoboard PDF」というWindowsアプリストアから購入できる有料アプリで、価格は記事執筆時点(2017年5月3日)で¥1,150です。

Drawoboard PDFは一言でいえば「PDFに特化した手書きメモアプリ」です。

これが本当によく考えられたアプリで、仕事用にWindowsタブレットを持っていて、なおかつ手書きを行う場面がある人は買って損はないと思います。

クラウドメモアプリとの違い

メモアプリといえば「Onenote」や「Evernote」を思い浮かべる人も多いと思いますが、Drawoboard PDFはそれらのクラウドメモアプリとはタイプが違うアプリです。

PDFの手書きに特化したアプリ

大きな違いの一つは、名前の通りPDFファイルに特化していることです。

画像ファイルの読み込みやファイルへの埋め込みは可能ですが、扱うファイルは基本的にPDFで、保存形式もPDFのみです。

ファイル管理はローカル

OnenoteなどのクラウドメモアプリはOSではなくアプリがデータを管理するように設計されていて、PCのHDD内にファイルを保存することは基本的になく、ファイルの保存は自動的に行われます。(メール等で送るためにファイルとして書き出すことは可能です)

一方、Drawoboard PDFは、Windowsの「ペイント」や「メモ帳」等と同じように、ファイルをPCのストレージに保存して運用します。

クラウドはもちろん時代に合った優れたシステムだと思うのですが、仕事で使うのであれば、クラウド管理よりもファイルを自由にフォルダ管理できるほうが何かと便利だと思いますね。

おススメポイント

動作が早くて安定している

おススメしたい一番の理由はこれにつきます。

クラウドベースのアプリと違い、ネットへの接続やサインインが不要なためアプリの起動が早く、手書き入力やズームイン・アウト・パン等、使用頻度の高い操作のレスポンスがとても速いのでストレス無く使うことができます。

またPCの性能にも影響されると思いますが、ページ数の多いPDFや、図面等の複雑なファイルもサクサクと閲覧・手書き入力が行えます。

Microsoft ストアのレビューでは「動作が不安定・落ちる」といったレビューが散見されますが、バージョンアップの影響もあってか、僕の環境(Matebook/Core m3/4GB RAM)ではアプリがクラッシュしたことは一度もなく、非常に動作が安定しています。スペック的にはSurface Pro4の最も安価なモデルと同じレベルのため、多くのユーザーが安定して使えるのではないかと思います。(Atom機では未検証なので、CPUがAtomでメモリが2GBくらいのスペックだと動作が不安定になる可能性はあります)

手書きという行為は元々「紙」という待ち時間がゼロのメディアに対して行うため、デジタルメモは処理の重さやレスポンスの速度が本当に重要なのですが、Drawoboard PDFはその要求に高いレベルで応えてくれるアプリだと思います。

シンプルなインターフェース

Drawboard PDFはボタンが2つあるだけで、ほぼ全画面が描画領域

デフォルトでは、描画中はメニューボタンと描画ツールボタンが表示されているだけで、画面全てをファイルの表示領域として使うことができます。

メニューボタンを押すと保存やページ移動などのファイル管理に関するメニューバーが表示され、グリーンのツールボタンを押すと円形のメニューウィンドウが開き、ペンやマーカー等のツールを選択することができます。

常に機能が一覧表示されているツールバーやメニューバーよりもタップ回数は増えますが、操作画面を圧迫しないのがメリットといえるでしょう。

描画ツールに関しては、よく使う機能をユーザー自身が登録して、ツールバーとして表示しておけるようになっています。

ツールバーはお気に入り機能を登録する

 パームリジェクションが完璧

指や手での描画をオフに設定することができるので、ペン入力中に誤って手首で描画してしまうことがありません。これにより、パンやズームは手で行い、書き込みはペンで行うという操作が快適に行えます。

ペン入力は描画、タッチ入力はパンやズームとして機能する

個人的には全てのペン入力アプリはこうあるべきだと思うのですが、ドローイングアプリはまだ指での描画をオフに出来ないものが多い印象ですね。

メモアプリとしても使いやすい

白紙のページの追加や、白紙での新規ファイルの作成にも対応しています。

そのためメモアプリとして使用することもできますし、既存のPDFのページ間に白紙のページを作成して、「資料に注釈やメモを書き込みつつ、打ち合わせ内容を白紙ページにまとめる」というような使い方もできます。

PDFに書きこむのはもちろん、ページ間に白紙を追加してノートのようにすることもできる

ファイル管理がしやすい

ファイルの保存はユーザーが任意の場所を選ぶことが出来ます。iOSやAndroidアプリ等とは違い、クラウドやアプリの専用領域への保存ではありません。

また、ファイルへのアクセスはアプリ独自のカラム式インターフェースが採用されていて、これもよく考えられているなと感心させられます。Windowsのエクスプローラよりもタッチでの操作に最適化されていますし、最近使ったファイルを一覧表示したり、よく使うファイルやフォルダを登録しておくことができたりと、目的のファイルに素早くたどり着くことができるように工夫されています。

カラム形式のファイル選択画面。よく使うフォルダの登録や、最近使ったファイルからの参照、新規で白紙ドキュメントを作るなど、色々な方法でファイルを選択・作成できる

注意点・不満点

イラストには全く不向き

筆圧感知には対応していますが、レイヤー機能、スポイト機能、透明度の調節など、デジタルイラストを描くために必要な機能がほとんどありません。

アプリの名前に「Draw」と入っているので、お絵かきの意味だと勘違いしてしまいそうですが、あくまで「文字や図」を描くためのアプリです。

インターフェースが英語

デフォルトの言語は英語で、現状では日本語には対応していないようです。

操作はそれほど難しくないので僕はすぐに慣れましたが、最初は少しとっつきにくいかもしれません。

「Pro」は月額制

Drawboard PDF自体が有料アプリなので、てっきりフルバージョンなのかと思っていましたが、アプリ購入だけではロックされていて使えない機能が幾つかあります。

これらは、サブスクリプション(月額制)の「Pro」にアップグレードすることで使用できるようになります。

Proアカウント無しでも十分便利なアプリなのですが、購入後もロックされている機能があるのは、単純に消費者として残念でした^^;

アプリストアの説明文によると、下記の機能が「Pro」専用のようです。

  • Document Builder – Merge, re-order and arrange PDF documents
  • Calibrated Annotations – Calibrate your document to scale and add linear and area measurements
  • Protractor – Measure and rule ink at precise angles – compatible with Surface Dial
  • Grid and Line Templates & Overlays – Select from a range of grids and lines to enhance the precision of your markups

よくわからないので、Google翻訳してみました(笑)

  • ドキュメントビルダ – PDFドキュメントのマージ、並べ替え、アレンジ
  • キャリブレーションされた注釈 – ドキュメントをスケールして線形および面積測定をスケールして追加する
  • 分度器 – 正確な角度でインクを測定し、ルール化する – 表面ダイヤルと互換性がある
  • グリッドとラインのテンプレートとオーバーレイ – マークアップの精度を高めるためのグリッドとラインの範囲から選択する

要するに、以下の機能がPro専用のようですね。

  • ページ入替などのファイル編集
  • 縮尺の変更
  • 定規・分度器
  • Surfaceダイアルのサポート
  • グリッド付ページ等のテンプレート

実際に、通常アカウントで上記の機能を利用しようとすると、Proアカウントへのアップグレードを案内されます。

なげなわツールがない

細かいところなのですが「なげなわツール(ペンによる範囲選択)が無い」というのが個人的に残念でした。

Onenoteでは、ペンで囲んだ範囲を選択して移動や変形などが行える「なげなわツール」があるのですが、Drawboard PDFにはそれがありません。

ペンでの選択ツールはあるにはあるのですが、ペンで囲んだ範囲を選択するのではなく、ペンの軌跡が通った箇所を選択してくれるツールのようで、いまいち用途が分かりません。(分かる方居たら教えてください)今のところ範囲による選択は四角形で行うツールしかないようでした。

僕はマインドマップで考えをまとめたりすることが多く、書いた項目を並べ替えるのになげなわツールを使いたいので、Drawboard PDFの唯一の不満点といってもいいです。

ただ、逆に言うとそんな細かいところぐらいしか不満点がないくらいに優秀なアプリだと思います。

みなさんもペン入力に対応したWindowsタブレットを買ったら、ぜひDrawboard PDFを入れてみて下さい。仕事のペーパーレス化にきっと貢献してくれることでしょう。

それでは!


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