【DS216j】NAS内のファイルはSpotlight検索できるのか

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Synology社から発売されていて、評判のいいDS216Jを購入しました。

製品自体のレビューはAmazonやいろいろなブログでされているので、ここでは少し変わった情報をお届けしたいと思います。

今回は、MacでDS216jを使う際に、ファイル検索について色々調べてみました。

Google先生やメーカーサポートの力を借りながら調査したので、まとめます。


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DS216jの中身はSpotlight検索できない

いきなり残念なお知らせで申し訳ないのですが、DS216jを使ってNASシステムを構築した場合、その中身をMacのSpotlight検索で参照することはできないようです。

あくまでこの記事の執筆時点(2017年3月28日)ですが、AppleとSynologyのサポートに問い合わせをした結果ですので、ほぼ間違いないのではないかと思います。(もしできた方が居たら教えてください。僕自身、未だに何とかできないかと思っているので)

Spotlight検索できる条件

Appleのサポートセンターによると、外部メディアにSpotlight検索を行うには下記の条件が満たされている必要があるそうです。

  1. ケーブルやコネクタ等で物理的に接続するメディアであること
  2. フォーマット形式がMac OS X拡張(ジャーナリング)であること
  3. 検索対象メディアにSpotlight検索の索引が作成されていること

1はそのままです。通常、ネットワークドライブに保存されたファイルをSpotlightで検索することはできません。ただしAFP(Appleのネットワークドライブの規格)で接続されたドライブに限り、ターミナルからコマンドを入力することでSpotlight検索を有効にすることができます。

2は用語だけだと分かりにくいですが、要するに「Macに繋いで1回初期化してね。その時にMac標準の形式を選んでね」ということです。

3は、1と2を満たしていれば自動的に条件を満たすことができます。ドライブが認識されるとMacが勝手に索引を作成し始めるため、使っているうちにSpotlight検索ができるようになっていきます。

ネットワークドライブでSpotlight検索を有効にする方法

USB接続のHDDなどは、Macに繋いでいれば自動的にSpotlight検索ができるようになりますが、ネットワークドライブは先ほど挙げた条件の中の「1.ケーブルやコネクタ等で物理的に接続するメディアであること」を満たすことができないので、spotlight検索の索引を半手動で作成しなければなりません。

ターミナルでコマンドを入力する

では、ネットワークドライブでspotlight検索を有効にする(索引を作成する)方法を説明します。

まず、Mac OS Xに入っている「ターミナル」アプリを起動します。(spotlight検索で「ターミナル」と検索すると出ます)

すると、下記のようなコマンドを入力する画面が立ち上がりますので、そこに「mdutil -i on /Volumes/●●(●●はネットワークドライブの名前)」と入力して実行(Enter)すると、OSが索引を作成し始めますので、通常の内蔵ドライブと同様に検索をすることができるようになります。

ネットワークドライブの名前がよく分からないときは

spotlight検索を有効にしたいドライブの名前が分からない(合っているか自信がない)時は、下の画像のようにドライブをテキストエディットアプリにドラッグ&ドロップすると、ドライブの名前を確認することができます。

なぜDS216jではSpotlight検索できないのか

メーカーに問い合わせた結果

僕はどうしてもDS216jに保存したファイルをMacで自在にspotlight検索したかったため、なんとかできないかと色々と試行錯誤してみました。

DS216jに、開発元であるSynologyに問い合わせができるアプリがあったので問い合わせをしてみました。

数日後、英語で「問い合わせありがとう!広い言語からの問い合わせに対応するために、問い合わせ内容をGoogleで翻訳してるけどゴメンね!」という感じのメールが返ってきました。まぁ回答もらえれば何でもよいです。

しかし、メーカーから返ってきた返答は、悲しいかな「できない」という返答でした。

DS216jを動かすには専用フォーマットにする必要がある

DS216jに保存したファイルをSpotlight検索できない理由は、先程の条件2(フォーマット形式がMac OS X拡張であること)が満たせないからです。

DS216jは平たく言えばMacやWindowsと同じパソコンで、DSM(Disk Station Manager)というOSを搭載して動きます。Synologyにのサポートセンターによると、DS216jを使うにはこの専用OSを必ずインストールする必要があり、そのためにはハードディスクのフォーマットも専用の形式にする必要があるそうです。

Mac用のフォーマット形式では、DS216jを動かすことができないという訳ですね。

無理やりやろうとしてもできませんでした

とはいえ、意外に動いたりするんじゃないか?と思って、HDDをいったんMacに有線でつなぎ、Mac OS形式でフォーマットしてからDS216jに繋ぎなおしてみました。

しかし、結果はダメでした。DS216jがハードディスクを認識してくれません。


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ファイルの検索はFinderから

以上のとおりSpotlight検索ができないのは非常に残念ですが、Finderの右上にある検索窓からの検索は行うことができます。

ただし、この方法で検索を行う場合も、DS216j側でちょっとした設定が必要になります。

索引の作成を行う

コントロールパネル>ファイルサービス を開き、「AFPサービスを有効化」にチェックを入れます。

チェックを入れたら、「サービスにインデックスを付けています」という青いテキストをクリックします。

すると、下のような画面が開くので、「インデックス付きフォルダ リスト」をクリックします。

この画像では、ステータスが「完了しました」になっていますが、現時点ではそうなっていなくて大丈夫です。

インデックス付きフォルダの一覧画面が出てくるので「作成」をクリックします。

次に、検索できるようにしたいファイルの種類を選んで、「選択」をクリックします。

フォルダの場所を聞かれるので、検索できるようにしたいフォルダを指定します。

僕の場合はファイルをすべて「Files」というフォルダの中に入れているので、そこを指定しました。

選択すると、ステータスが「作成中」になります。

しばらくすると、ステータスが「完了しました」となり、検索ができるようになります。

これを行うと、検索するのに必要な索引(インデックス)が作成され、MacのFinderでも精度の高い検索ができるようになります。

今回の手順でインデックスを作らなくても検索は一応できるのですが、ファイル数が多いと検索の精度が低くなることがあるようです。

ブラウザならSpotlight(っぽい)検索ができる

DS216jではブラウザからログインしてDSMというOSを使うことができますが、そのOSに「Universal Search」というSpotlight検索と同等の機能が搭載されています。インターフェースもspotlight検索と非常によく似ているため、spotlight検索を使い慣れたMacユーザーであれば違和感なく使うことができると思います。

Mac OSのSpotlight検索と似た「Universal Search」。使用感やインターフェースもSpotlight検索とよく似ている

このUniversal Search機能はMacのspotlight検索とは違い、デフォルトでは有効になっていないため、先ほど紹介した手順で、手動で索引を作成する必要があります。

DS216jはぜひSpotlight検索に対応して欲しい

DS216jは、ブラウザで使えるオリジナルのOSを採用することで、僕のようなネットワークの知識が乏しい初心者でも、難しい設定をせずに手軽にホームNASシステムを構築できる非常に優れた製品だと思います。

そのオリジナルOSで使えるアプリも多彩で、Synology社の力の入れ方には脱帽します。外出先から専用のスマートフォンアプリでファイルにアクセスしていますが、Google DriveやDropboxとほとんど同じ感覚でファイルを扱えるため、非常に便利です。

ただ、オリジナルのOSやディクフォーマットを使用することで、今回紹介したように保存したファイルのSpotlight検索ができないという数少ないデメリット(というほどでもないけれど)もあります。

個人的にMacのSpotlight検索は毎日の作業の効率を劇的に上げてくれる手放せないツールになってしまっているので、ぜひSynology社には頑張ってもらって、NASに保存したファイルもSpotlight検索できるように対応して欲しいですね。


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