グライダーは危険?そもそもどんなもの?事故例や原因など

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グライダーって、TV等で映像を見て「一度やってみたいな~」とは思ったりするものの、周りにやっている人がいなかったり「なんか危なそう」っていうイメージがあってなかなか実行に移す機会ってないですよね。

それでも、いつかやってみたくなった時のために、グライダーは安全なのか?どんな危険があるのか?調べてまとめてみました。


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そもそもグライダーって何?

そもそもグライダーって名前はわかるけど、パラグライダーやハングライダーなど、似た名前のものが多くてハッキリしないですよね。そこで、イラストや写真で解説します。

グライダーとは

たまに事故があってニュースにもなったりしますが、「グライダー」という表現がされるものは、エンジンが付いていて二人乗りのものが多いみたいです。

和名では「滑空機(かっくうき)」と呼ばれ、エンジンを持ってはいるものの自分では動力を持たず、あくまで基本は風に乗って滑空するだけの飛行機です。

機能的にざっくり言うと、ラジコンではなく紙ヒコーキということですね。

ただ、動力を持っているグライダーも登場し、それと区別するために、動力を持たないグライダーを「ピュアグライダー」なんて呼んだりもするそうです。

ハンググライダー(ハングライダー)とは

僕は「グライダー」と聞いて最初にイメージしたのはこれでした。風の谷のナウシカでも「メーヴェ」が出てきますし、一般的に物の形として広く知られているのはこれかもしれませんね。

これの機能は本当に見た目通りで、全て人力です。そのため、ハンググライダーは「スカイスポーツ」と呼ばれています。

ちなみに「ハングライダー」という言葉は間違いで、「グ」が2つ重なる「ハンググライダー」というのが正解です。

パラグライダー

パラグライダーはこちらです。

「パラ」という言葉が頭についていることから分かるように、なんとなくパラシュートに似ていますね。

木にひっかかったりはしそうですが、これらの中では比較的スピードもゆっくりで安全そうですね。

一般人がグライダーに乗るには

体験することができる

見た目が飛行機のようなので、一般人が乗るには難しそう、というイメージがありますが、体験なら気軽にできるようです。

全国各地に「滑空場」「滑空クラブ」施設があり、そこで体験搭乗をすることができるようです。

「◯◯滑空場」や「◯◯スカイパーク」といった名前が付いているようですね。

国内の滑空場や団体・クラブは、公益社団法人「日本滑空協会」に掲載されています。

一人で操縦するには国家資格が必要

滑空機とはいえ立派な航空機ですので、一人で操縦を行うには資格が必要になります。

この資格は「技能証明」と呼ばれ、技能証明を取得するために、滑空クラブに所属して練習を積む必要があるそうです。


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グライダーの危険性

自動車を比べて危険性をイメージしよう

「飛行機を操縦する」という行為を日常的に行うという人は僕も含めてあまり居ないと思います。そのためグライダーの危険性というのは実感が沸かない(想像がしにくい)ため、事故などのニュースを見たりして「なんとなく危なそう」というイメージを持ちがちです。

そこで、多くの人にとって身近な「自動車」と比較して考えてみると分かりやすいかもしれません。

他の機体とぶつかる危険性

自動車は台数で考えれば飛行機よりも普及しており、日常的に運転する人も多い乗り物です。そのため、運転する際には他の車両とぶつかる危険が常に伴います。

一方、グライダーは自動車に比べると圧倒的に少なく、運転中に他の機体とぶつかる危険性は自動車に比べてかなり低いといえるでしょう。

天候などの自然の影響

グライダーがもろに影響を受けるのはこちらです。自動車は基本的にコンクリートで整備された車道を走る乗り物であり、多少風が吹いたり雨が降ったりしても、注意を払ったりスピードを落としたりすれば安全に運転することができますし、天候が悪くなったらすぐに停車して運転を中断することもできます。

一方、グライダーの場合は風に乗って滑空しているため、操縦に対する風の影響度は自動車よりも圧倒的に高いでしょう。

さらに、滑空中は止まることができないため、自動車のようにすぐに停止して安全を確保することができません。乗り降りする場所やタイミングが自動車よりも制限されるため、天候が悪くなった時に安全を確保するまでの時間が自動車よりも長くなってしまうという危険性があるでしょう。

機械としての安全性

グライダーもエンジンを搭載した乗り物のため、車の車検制度に通ずるような「耐空証明」というものがあります。

耐空証明は国土交通省が定めた制度であり、国が定めた検査(製造過程や設計など)をパスし、「耐空証明書」が発行された機種のみが空を飛ぶことができます。

さらに、耐空証明は1年ごとに更新する必要があり、国が定めた整備業者による点検を受ける必要があります。(参考:国土交通省HP

これらの基準をパスする必要があるので、自動車と同じように、機械としての安全性を常に確保するための制度があるようですね。

グライダーの事故例

機械のトラブルによる墜落事故

グライダーは飛んでいる間は停止することができないため、滑空中に機体の不調などのトラブルがあると、墜落してしまう危険があり、実際に事故も起こっています。

もちろん自動車も機体の不調が危険であることには変わりなのですが、他の車等にぶつからない限り、機体の不調=事故ということにはなりません。

これは、空を飛んでいる航空機の宿命ともいえるでしょう。

行方がわからなくなってしまう事故

グライダーは自動車と違って道路がありません。

そのため、ルートや方向の自由度が高いことが魅力のひとつですが、ルートの追跡や予想が自動車に比べて困難であることがリスクであると言えます。

実際に、航空クラブから出発したパイロットの行方がわからなくなってしまい、捜索隊による捜索・救助が行われるという事も起こっているようです。

悪天候による事故

意外にも、天候による影響がそのまま事故になってしまったケースは(調べた限り)少ないようでした。

原因不明の墜落事故が多い印象で、事故の原因特定には調査員が派遣されるなど、事故の原因を直ちに特定するのは容易ではないようです。

安全に楽しむには

乗り物である以上、危険は常に伴う

調べてみると、グライダーは自動車などの他の乗り物に比べ、とりわけ危険という訳ではないようです。

しかし、スピードを出して移動する「乗り物」である以上、事故を完全に防ぐことはできません。

それを忘れずに細心の注意を払って運転することが、安全な運転に必要不可欠といえますね。

初心を忘れない

ニュースを調べていると、事故に遭っているのは初心者ばかりではないようです。

何年も運転を継続していたベテランの操縦者も事故に遭っているケースが散見されました。

自動車と同じように、初心を忘れずに運転をすることが大事ですね。

それでもみんな空を飛びたい

事故のニュースなどを見ると乗りたい気持ちにブレーキがかかってしまいますが、それでもグライダーに乗る人がたくさんいます。

空を飛ぶというのは人間にとって憧れであり、それほど人を魅了し続ける素晴らしい体験なのでしょう。

僕も、仲間を誘って体験に行ってみようと思います。


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コメント

  1. 免許はないです より:

    ★ハンググライダー・パラグライダーは(日本では)航空機の範疇に入らない
    ハンググライダー・パラグライダーは着陸装置がなく人間様の足で着地しなければならない…着地に失敗すると足を挫く…という特徴があります。このため、航空法上の航空機に入りません。したがって、(航空法上の)免許は要りません。
    ですが、民間団体の発行するライセンスがあり、ライセンスがない人は機材のレンタルとか場所貸とかを断られるので、現実的には民間団体の発行するライセンス=免許になっています。動力のないハンググライダー・パラグライダーは丘から飛び降りるという形態でフライトを行うのが普通なので(高いビルの屋上から飛び降りる…なんてのも理屈の上ではありですが、本当にそんなことをする人はまずいません)、場所貸を断られると飛べる場所がなくなります。
    ですが、ハンググライダーやパラグライダーにはエンジンをつけたモーターハンググライダー・モーターパラグライダーもあります。エンジン付タイプでも航空法上の航空機でない=免許がいらないことには変わりないです。
    離陸時はグライダーを担いで自分の足で走らなければならないが(エンジンの重さもあるので結構重い)、丘がなくてもある程度の広さのある平たんな場所があれば飛び立つことができるのでグライダー用に整備された場所を貸してくれなくても困らない…という理由で、モーターパラグライダーを好き勝手な場所から飛ばして市街地上空を低空飛行して騒音をまき散らすような人も多くなってきております。おまけにそんな人はモラルだけでなく安全意識も低く騒音だけでなく電線に引っかかるとかとんでもない所に突っ込むとかの事故を起こしやすいです(パラグライダーのイメージが悪くなる大きな原因)。

    ★車輪付グライダーは航空法で定められた立派な「航空機」です
    どこかにあったパラグライダーに車椅子を付けた障碍者用も航空法上の航空機に入る理屈。ですが、
    滑空機は 初級、中級、上級、動力 があり、
    ・エンジン付のモーターグライダー は 動力
    ・曳航装置付…飛行機に曳いてもらうことができる…は 上級
    ・地上専用曳航装置付…飛行機はダメだけど地上から自動車とかで曳いてもらうことができる…は 中級
    ・曳航装置なし…飛び上がる前に助手が押して勢いをつけるのは良いが、一旦飛び上がったらそれ以降は完全無動力… 初級
    中級と初級は免許は要りません。どこかにあった車椅子パラグライダーは初級滑空機に過ぎませんので、免許は要りません。初級滑空機には耐空証明もありません。空の自転車みたいなものです(でも、自転車も免許はいらないけど車の仲間だという事は認識しなければなりません)。

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