
Adobe Illustratorで、回転してしまった角度を戻したい!というときはないでしょうか?
角度を覚えていれば、数字を指定して回転させることで元に戻すことができますが、ドラッグなどで回転させていて角度なんて分からない・・・という場合がほとんどだと思います。
そんなときに角度を水平に戻す方法を、回転してしまった長方形を例にしてご紹介します。
一連の流れはこんな感じです。(タップ/クリックで再生)
スマートガイドをONにする
まずは、スマートガイドをONにします。
スマートガイドというのは、ユーザーが行いたい操作をIllustratorが予測してアシストしてくれる機能で、オブジェクトの位置や角度を揃えたりすることが多い人に便利な機能です。
スマートガイドをONにするには、メニューバーから、「表示」→「スマートガイド」を選びます。
ショートカットキーでもON/OFFの切り替えができます。(Mac:⌘+U Windows:Ctrl+U)
回転ツールで回転させる
スマートガイドをONにしたら、選択ツール(Vキー)で回転させたいオブジェクトを選択します。
オブジェクトを選択したら、ツールバーから回転ツール(Rキー)を選択します。
普通に回転させても水平にすることができないので、回転する中心点を決めましょう。軸にしたいアンカーポイントをクリックすると、そこが回転の中心になります。
回転の軸が決まると、そこに小さなターゲットマークが表示されます。
回転の軸を決めたら、別のアンカーポイントをドラッグして、回転させます。
水平に近い位置まで回転させると、スマートガイド機能が意図を予測して、水平になるようにスナップしてくれます。
下の画像の緑色の線がスマートガイドです。この線が表示された状態で、マウスのボタンを離しましょう。
オブジェクトが水平になりました。
バウンディングボックスがおかしい場合
なお、回転させたあとに、バウンディングボックス(変形するためのツマミ)の位置がおかしい場合は、リセットさせることができます。
バウンディングボックスがおかしいオブジェクトを、選択ツール(Vキー)で選択した状態で右クリックし、「変形」メニュー内にある「バウンディングボックスのリセット」を選択します。
バウンディングボックスがリセットされました。
今回は以上です。
もし、うまくできなかったり、質問がある場合はお気軽にコメント欄から質問してください。
それでは!